家の購入は、人生で1番高い買い物といっていいほど、多額の費用が発生します。そのため、家を購入する際には、しっかりとした資金計画が重要となってくるのです。そして、家の購入に必要な存在といわれているのが住宅ローンです。今回は、注文住宅を購入する際に、住宅ローンを利用する流れや知識、注意点などについて、詳しく解説します。
注文住宅に住宅ローンを利用する基礎知識
そもそも住宅ローンは、住宅などを購入しないと利用するケースが無いため、住宅ローンという名前は聞いたことがあっても、具体的にどのようなものなのか、わからない方もいるかもしれません。そんな方のために、まず、こちらでは、住宅ローンの基礎知識について、詳しく解説します。
住宅ローンとは、住宅を購入する際に利用する金融商品となっており、一般的に、購入した住宅を担保として金融機関から融資を受けて、決められたルールや契約に従って、返済するシステムです。
利子がつきやすい
住宅ローンは、銀行などの金融機関から借りた金額や借入期間に応じて利子がつくようになっているのが大きな特徴です。利子の内容は、ローンを組んだ金融機関によって、大きく異なってくるため、住宅ローン選びは非常に重要といえるでしょう。そのため、借入金だけでなく、利子の支払いを計画に入れて、無理のない返済を実施することも重要となります。
金融機関が取り扱っている
住宅ローンは、さまざまな金融機関がサービスとして取り扱っているというのも、大きな特徴です。
たとえば、銀行は、一般的に1番有名な住宅ローン先として知られており、さまざまなタイプやサービスが用意されているケースが多いため、借入先としては、非常におすすめといえるでしょう。しかし、多くの種類が用意されている分、審査が必要となってきます。
銀行以外だと、フラット35というものがあり、こちらは、全期間固定金利というタイプの住宅ローンです。フラット35は、住宅金融支援機構が実施しており、民間金融機関を介して利用する形となります。固定金利ということもあり、借入がスタートしてから返済終了するまで金利が一定で、申し込み条件も、その金融機関によって異なるというのも覚えておくべきポイントです。
それ以外にも、財形住宅融資や自治体融資などが融資先として存在しているため、実際に住宅ローンを利用する際には、細かく調べることをおすすめします。
住宅ローンを利用する基本の流れ
次に住宅ローンを利用する基本の流れについて、解説します。これから住宅ローンの利用を検討している方は、ぜひ下記で解説する流れを参考にしてみてください。
（1）情報収集・申し込み
まずは、情報収集です。上記でも解説したとおり、さまざまな機関がさまざまなタイプの住宅ローンを用意しています。それぞれ金利や手続きのスピードも異なっているため、自分に合った住宅ローンをしっかり選ぶのが重要となります。情報収集のためにセミナーなどに参加すれば、有益な情報が手軽に手に入るのでおすすめします。
そして、商品が決まった後は審査です。金融機関に必要書類を提出して、申し込みます。また、こちらの審査には、事前審査と本審査というのものが存在しており、それぞれの審査がとおることで、契約にこぎつけるようになります。
（2）契約・融資実行
審査がとおれば、無事契約となります。住宅ローンの契約の際には、保証会社や司法書士など、さまざまな方々の説明を受ける必要があります。その後は、融資実行です。融資実行では、物件を購入するためのお金として、住宅ローンを利用して借りた資金が、申込者の口座に振り込まれます。
こちらの融資実行が計画どおりに実施されないと、物件の引渡しが遅れてしまう可能性があるため、支払い期日に間に合うように、必要書類の準備などをしっかりおこなっておくことが重要です。
住宅ローンを利用する際の注意点
最後に住宅ローンを利用する際の注意点について、解説します。住宅ローンを利用する際には、ぜひ以下で解説する注意点を覚えておきしょう。
金利の変動をチェックする
住宅ローンには、変動金利と固定金利があります。固定金利の場合は、金利の変動に影響されることはありませんが、変動金利を選択する場合は、ローン開始前と開始後で金利が変動するかもしれないため、経済ニュースを見るなどして、金利の変動はチェックしておきましょう。
ローン契約時の諸費用や利息に注意
ローン契約の際には、さまざまな諸費用が発生するため、そちらの資金準備も必要となってきます。また、こちらの諸費用も住宅ローンの種類によって費用が変わってくるので、自分が利用する住宅ローンの諸費用や利息をしっかりと把握しておきましょう。
まとめ
今回は、注文住宅を購入する際に、必要な住宅ローンの基礎知識や利用の流れ、注意点などについて、詳しく解説しました。住宅ローンは、家を購入する際に役立つ、非常に便利な制度となっていますが、上記でも解説したとおり、きちんとした資金計画を立てないと、毎月のローンを支払えなくなってしまう可能性があるため、住み始めてから、余裕を持って返済できるように、しっかり計画を立て、住宅ローンを利用していきましょう。
